誰でも分かる!お金の話「狙われてますよ!あなたの銀行口座資産」政府がキャッシュレス精算を推進する本当の理由3
今回も私のブログにお立ち寄りいただきまして
本当にありがとうございます。
きゅうりの高騰から逃れる手段
今年の梅雨の天候は本当におかしいですよね。
例年に比べ梅雨入りが遅くなったかと思えば、今度は深刻な日照不足となかなか
止まない雨・・・。
野菜や果物は異常に高騰しているとか・・・。
TVのインタビューでは、高騰したきゅうりに、その深刻さを嘆く主婦の姿が映し
出されていました。
「いつも一人一本食べてたきゅうりがこんなに高いんじゃ、半分に減らさなければ」
この問題を一発で解決する方法を主婦に教えてあげたい。
それは・・・
「きゅうりが安くなるまで、食べなければいい」
ということ。
市場経済では、「みんなが欲しがるものは高い」と相場は決まってますからね。
だから今日も私が食べたいものは・・・
「その季節で一番安いもの」
これで問題解決、なのです。
さて、今日も「誰でも分かる!キャッシュレス清算のお話し」行ってみましょう。
日本人の根強い「現金崇拝」の弊害
よく語られる日本人の個人資産割合の話の中に銀行預金などの「現金預金比率が高い」
というものがあります。
例えばアメリカなどでの個人資産割合は、株式投資などの「投資資産比率が高い」こと
からも分かるように、日本の「現金崇拝」は先進国の中でも突出しています。
ですがこの現金預金がいくらたくさんあったとしても、国内景気を底上げする観点から
考えた時にはとてもやっかいな問題になります。
国民が「将来の老後資金不足や国内の年金問題」を考えてしまうと、心情的には
銀行預金にはなかなか手が付けにくく、実際には日本経済の成長にほとんど寄与しない
「眠っている資金」
とも言うことができるでしょう。
日本経済を抑え込む、企業資金の滞留
これは日本経済が経験し、いまだにその影響を引きづっているバブル崩壊後の企業の
経済行動である「内部留保の増加」とよく似ています。
日本企業は日本経済の将来的不安やバブル崩壊時の痛手を二度と繰り返すことのない
ように、現金や安全資産で資金を内部に溜め込むことにより、設備投資や従業員の賃金
アップなど、実質経済に直接的に関係する経済行動を抑制してしまい、今日の日本経済
の低迷を生んだとの指摘がそれに当たります。
また新しい技術や優秀な人材への投資を怠ったツケは、現代経済の巨人であるGAFAに
代表される技術革新を背景とした企業の成長にも見られるように、世界的なその流れに
取り残され、現在では技術的ディスアドバンテージだけではなく、世界市場をも失う
ことになり、日本経済低迷をより深刻化させている一因となっています。
ついに個人現金資産に御上の手が付けられた
話は少し変わって、政府はずいぶんと前からデフレ経済脱却を目指して
「インフレ率2%目標」
をかかげて超低金利政策を続けています。しかしいまだにその目標達成は見えてきま
せん。国民は決してお金を持っていないわけではありません。土地やマンションなど
への不動産投資は好調ですし、1回が数百万円にのぼる特殊詐欺の被害は後を絶ち
ません。ただ将来的な不安から、なかなか銀行口座の預金まで手を付けにくいのです。
そこで目を付けられたのが、銀行口座と支払いをダイレクトに紐づけされた、
クレジットカードやスマホ決済を代表とする「キャッシュレス決済」ということになり
ます。
これならいくら将来不安があっても、消費行動と支払いが直結しているので、財布の
中の現金を払う感覚と同じ、いや実際にはそれよりはるかに気軽に支払い行動ができ、
預金を取り崩す罪悪感は少なくなり、個人消費アップにつながることが予想されるの
です。
悠久の時代から続く、国と個人の終わらない闘争
国という概念が人間の生活に入ってきて長い時間が経ちましたが、いつの時代の政府も
国民の生活を守るという大義名分を抱えながら、
いかに国民を盲目のままに勤労や納税に駆り立てるかという手段を
あの手この手で考えてきました。
そしてこのIT時代に導入されようとしている、電子決済による国民の消費行動と
納税の新しいシステム、そして国民の消費行動のコントロール・・・。
貴方は現金を使っていた時と同じよう
この鎖から自らを自由のままにしておく手段を
持ってますか?
今回も最後までお付き合いいただきまして
ありがとうございました