誰でも分かる!お金の話「キャッシュレス決済の裏のウラ」政府がキャッシュレス精算を推進する本当の理由4
今回も私のブログにお立ち寄りいただきまして
本当にありがとうございます
<m(__)m>
踊る、投資初心者
アメリカの株価は相変わらず好調のようで、若干弱くなりつつある景況感指数にも
かかわらず、防衛的金利引き下げにより株価を保っている状況にあるようです。
そんな中、わたしは昨年より確定拠出年金(ideco)と積み立てNISAを始めました。
どちらも現在は米国株指数に連動する投信で運用していますが、米中経済摩擦や
その他の様々なマイナスリスクを乗り越えて、今のところプラスで運用されています。
途中、何回かの大きな下げもありましたが、ひるむことなく継続しています。
私が2つの税制優遇措置を利用して投資を始めた理由は、この制度を利用している
多くの皆さん同様、老後資金の確保ですが、多くの投資初心者が1年以内に経験した
暴落で投資から手を引いてしまう中、なぜ私はそれでも継続できているかについては、
また別の機会にご紹介させていただくこととします。
投資初心者の方々の参考になればと幸いです。
支払履歴が残るメリット
さて、話はキャッシュレス決済でしたね。今回もキャッシュレス決済の導入を推進する
政府の思惑の裏に何があるのか、キャッシュレス決済の持つメリットの裏側に潜んで
いるデメリットを考えながら探っていくことにします。
よくマスコミで語られているキャッシュレス決済のメリットの一つに
支払い経歴が残り、家計簿としても使え、資産管理に便利
というものがありますが、これは確かに本当だと思います。
私はキャッシュレス決済にデビッドカードを中心に使用していますが、ネットで
今までの購入履歴が見れるので、現金より使い過ぎの防止になる一面があります。
これは確かにキャッシュレス決済の大きなメリットの一つだと思います。
メリットの裏側にあるもの
先ほどの話は一般家庭でのものでしたが、これは一般企業でも利用され始めていて、
キャッシュレス決済で出張などの支払履歴を残すことにより、
- 領収証の管理を一元化でき
- 虚偽の申請ができなくなること
- また出張経費の途中進捗管理も簡単にできてしまう
ので、経費削減策の一つとして利用されているようです。
こうしてみると企業側からするとメリットばかりのように見えますが、本当にそうで
しょうか。
ポイントはやはり「支払履歴が残る」というところにあります。今まで現金払いで曖昧
になってた経費の使い道が、履歴が残ることによって明確になるのです。
これは、今まで不透明だった経費を簡単に追いかけることができるようになることを
意味し、企業、特に今までなかなか難しかった中小企業や個人事業主の経費の追い
かけができるようになり、国としてはこれで税収アップの見込みが出てくるのです。
ポイント大盤振る舞いのワケ
このようなことから考えれば、政府がキャッシュレス決済での清算で5%のポイント
還元をする理由も見えてきます。
個人からは無駄遣いを誘うキャッシュレス決済で個人消費額のアップを
狙い、企業からは経費支払履歴が残るキャッシュレス決済を普及させることで、
今まで不透明だった経費への税収アップを狙う。また銀行貯金として
現金資産の多い日本人の貯蓄行動を崩すために、銀行口座と直結した清算手段を普及
させることで、市場に出回る個人銀行口座からのお金を増やすことにより、
個人消費アップと合わせて、インフレ率アップを狙う。
これだけの政府へのメリットを見れば、キャッシュレス決済での5%ポイント還元
なんて、安いものなのかもしれません。しかも9か月という期間限定ですから。
さすが御上、やっぱりタダでは転ばないんですね。
今回も最後までお付き合いいただきまして
ありがとうございました